くろにわの雑記

精神障害者の日常、ゲーム、その他雑記です。

バリ島

fc2のプロフを書いてみた。

その中で、海外に行くならどこへ行ってみたい?っていう質問が。

自分は真っ先に、インドネシアのバリ島を思い浮かべた。
突然だけど、自分は今の学校で、Hという先生に会った。
その人の講義は滅茶苦茶で、正直に言えば講義じゃなかった。

だけど、凄く話が面白くて、興味の無い科目でも履修したくらい。

そのH先生は、「インドネシア語」という科目を開講した。
なんだそりゃ?って。
だって外国語って言ったら、英語、中国語、フランス語、ドイツ語が一般的な科目だよね。多分。


なのにインドネシア語てw

それで、自分は「インドネシア語」を履修したわけです。
もちろん、インドネシア語の講義なんて後回しですw
それよりも、インドネシアの社会、インドネシアの人や人々の考えなど、ものすごーーーく楽しい講義でした。

たとえば、インドネシアで紅茶(お茶だったかな)を頼むとすんごい甘いんです。
なぜなら、始めからコンデンスミルクをめいっぱい入れてるんです。

どうしてそんなことをするか、わかりますか?

自分はわかりませんでした。
正直、そういう飲み方をするのがそっちの風習なのかなくらいな考えで。

インドネシア人は何故、あまーいお茶を出したのでしょうか?

それは、歓迎の意味がこめられているからなんです。
日本でもありますよね。
お茶菓子とか甘いもの。

甘いもの=高いもの
高いものは、大事なとき、大事な他人に渡すという歴史が日本にもあったと思います。
インドネシアでのそれは、同様に、お客さんをそれだけ歓迎しているということだそうです。
それを聞いて、なるほどって思ったんです。
人種が違うのに、思考が似てるって面白いなって。


もう1つ。
日本がODAを最も多く出している国はインドネシアです。
インドネシアの人たちは、それを知っているそうです。

H先生が現地へ行った際、彼らが、先生を日本人だとわかると、「これは日本が作ってくれた橋なんだぜ」とか、「これも日本が作ってくれたんだ」って建築物を指差して言ってくるそうです。
それで「ありがとう」って言ってくれるのだとか。

一度、日本はインドネシアを占領しています。
それよりずっと前は、オランダが占領をしていました。
オランダの占領が酷かったのか、日本の占領は始め歓迎されたようです。
しかし、それは「よりまし」程度だったのではないでしょうか。
先生も言っていましたが、
「どのような理由があるにしても、他国に自国を占領されて気分がいいはずが無い。」
「そもそも占領なんて肯定されるものではない」と。

詳しい話はそこまで知りませんので割愛しますが、インドネシアと日本は付き合いが深いんです。

そんな過去がありながら、彼らは絶対に、H先生の前ではそういった過去の話をしなかったそうです。
ありますよね。
過去をずーっと言い続けて、謝罪と賠償を求める、自分のような国がw

「彼らは、私の前では忘れたフリをしてくれている」と先生は言っていました。
それはもちろん、営業的な意味もあるでしょう。
観光客としてお金を落としていくのだから、それこそ期限を損ねるようなことは言わないのが普通でしょう。

でも、H先生は、現地のド田舎にまで行くような人で、実際に自分の家族同士で仲良くなるまでになれたって自慢してましたw

また話は飛びます。
先生はインドネシア独立記念日に、現地の友人の家に泊まったそうです。
そんな特別な日ですら、先生の前では過去の話を一切しなかったそうです。
先生は「俺のいないところでは知らないが、インドネシア人ってのはそういう気遣いができる人たちなんだぜ」って。

ちなみに、お隣のK国で独立記念日に先生が現地へ行った際は、物凄い罵倒の嵐で、二度と行かないと決めたそうですw
あと、「K国の教授は酔うと必ず過去の話を持ち出すから、一緒に酒を飲むのが嫌なんだよw」とも。


ともかく、バリ島は楽園らしいですw
これは毎回、先生が言っていましたw
「1万円あれば、10万円分の刺身の盛り合わせ食えるんだぜwww」とか。
「あと数年お金貯めたら、俺はバリ島に移住する」とも。

あとは、身分制度の話も聞きました。
カースト制度ですね。
社長でも、出自の高い平社員には頭を下げるっていう厳格な制度。
カーストを超えての結婚は許されないのだとか。
と、こんな感じの話を色々と聞きました。

先生の口癖を1つ。
「好きな国の言葉じゃなければ、俺は覚えない」

それがなんでインドネシアだったんだろ?w
そういえば、H先生、東南アジアに詳しかったな。

あ、卒塔婆(そとば)ってありますよね。
あのお墓の近くにある木の札にぐにゃぐにゃと書いてあるやつ。
あれって、サンスクリット語からきてるんですよ。
って、そういう話も。

それと、インドネシアの人(東南アジアも?)と握手するときは、必ず右手で握手しましょう。
なぜなら、汚い話ですが、トイレの大をしたあとに、お尻を拭くのが左手だからです。
インドネシアの人々もそれを意識していて、左手は不浄の手という観念があるそうです。
なので、物を食べるのも右手を使います。

それとそれと、昔のセイロン、現在のスリランカの話。
日本は敗戦後、賠償金を払わされることになりました。
そのとき、セイロンの代表(国王だったかな)が、
「日本国内がそんな大変なのに、請求できるわけがないだろ(`・ω・´)
って、男前なことを言ったそうです。

その後、日本はODAスリランカに出しています。
こんなことを聞くと、なんでスリランカODAなんて出してんだろうなぁっていう疑問が解けて、納得したというか。

インドネシアODAを出して、それを日本のお金だ、ということを知っていて、感謝してくれているって聞いたら、好感が持てないですか?
自分は持てます。



・・・こんな感じの話、面白くないですか?
面白くないですかそうですか( ´・ω・`)

あ、いままで書いた事柄は、全て、H先生から聞いた話です。
なので、実際はどうなのか知りません。

でも、自分は「忘れたフリをしてくれている」という言葉が、今でも印象に残っています。
忘れたフリなんて、それこそ難しい。
そういうことができる国が、大人な国、大人な人なのだと自分は思います。
それができない国および自分は、子供、ということですね。

ともかく、バリ島に行ってみたいなぁ。
と、こんな長々と最後まで読んだあなた、凄いですよ。
( ノ゚Д゚)ヨッ!大将