くろにわの雑記

精神障害者の日常、ゲーム、その他雑記です。

受精卵取り違え事件について。

民法(債権)から事件を見てみる。
・・・見てみるとか言ってるけど、自信がない。
自信がないけど見てみる。

---------- 債権債務 -----------

債権は、「ある人が、ある人に、ある行為を請求できる権利」あるあるばかりで、説明が下手だけど・・・。

同じように、

債務は、「ある人が、ある人に、ある行為をなす義務」といえるのかな。

細かいことは省くとして、債権債務には種類がある。
その中でも、今回は「手段債務」について。

簡単に言えば、手段債務は、債務の履行に全力で取り組めばOKの債務。

たとえば、債権者を「くろ青年」、債務者を「医師」としたとき、

くろ青年が風邪をひいて、病院へ行ってお金を払い、医師に診てもらった。
このとき、くろ青年には「医師に診てもらう債権」が、医師には「くろ青年を診る債務」が発生する。

この、医師の債務が手段債務。

続けます。

次の日、くろ青年は風邪が治らなくて「債務を履行していないじゃないか!治療費返せ!」と医師に言った場合。
医師は、点滴をうつとか解熱剤を処方するとか、全力で治療をすれば、債務を履行したことになる。
だから、くろ青年の言い分は通らない。
(全ての場合に、くろ青年の言い分が通らないわけではない)

言い分が通らないのは、医師の債務が手段債務だから。

無理やりな例えだけど、雰囲気的にそういうものだと・・・思う。多分きっと・・・。

---------- 債務不履行 -----------

債務不履行とは、簡単に言えば、約束が守られなかったこと。

債務不履行には、履行遅滞履行不能不完全履行がある。

簡単に書けば、

履行遅滞は、約束の期日を過ぎても履行していないこと。

履行不能は、約束した後に、約束が守れなくなってしまうこと。
(たとえば、家を建てる契約をした後、建築した家を引き渡す前に、火事で全焼してしまったとか)

不完全履行は、約束が守られたけど、内容に不満があること。
(たとえば、引越し屋さんが家具を部屋に持ち込むとき、壁にぶつけて壁に傷がついたり、家具が壊れてしまったとか)

今回の事件は、不完全履行なのかな。
妊娠したけれど、って感じで。

---------- 損害賠償 -----------

債務不履行に陥った場合、債権者は、損害賠償を請求することができる。

損害賠償を請求するには、債務不履行について、債務者の帰責事由が必要。
責めに帰すべき事由っていうのは、簡単に言うと、故意・過失のこと。

今回は、債務者である担当医に、帰責事由がある。
だから、女性は、債務不履行を理由に損害賠償請求ができる。


---------- 反省 -----------

債権総論しか取っていないくせに、書いてみた。
多分、突っ込みどころ満載なのかもしれない。
って、先に予防線。
少しでも、自分が学習した部分が生かせれば、勉強した意味があるんだろうけど。

勉強はしないとどんどん忘れていくし。
忘れない、記憶力のいい人が天才なのかもなぁ。