くろにわの雑記

精神障害者の日常、ゲーム、その他雑記です。

薬と文章は形で、言葉は液体みたいな

『僕はただ僕と話しをしてくれる人が欲しいだけなのに
僕はただ自分の存在を認めてくれる人が欲しいだけなのに』

以上、引用しました。

これらの文章に共感し、賛同する。
きっと、これらが足りないために人は苦しむんだ。
心の欲求不満、と言えば良いのか。

自分は世界で2番目に重要だと思う。

言葉は水が土にしみこむように、良い意味でも悪い意味でも心に浸透していく。
1番は当然、自分。
なぜなら、自分がいなければ上記の望みなど生まれない。
よって2番目。だけど、実質的には1番だと思う。

詳しくは書かないけれど、自分はそれを実感しているところだから。



カウンセラーの重要性は自分も身に染みて理解しているつもりではいる。
言葉を発する機会の少ない自分にとって、数年ぶりに続けるようになったカウンセリングは、とても助けになっているから。

ただ、カウンセラーの方には申し訳ないけれど、学問として心理学を学んだ方々と、自分のような心理学に無知な人間と話すのとでは、全くの違いがあると思う。
これはカウンセラーの方々にとって悪口になってしまうかもしれないので、心証を悪くされるかもしれないけれど、なまじ知識を持っているだけに、時間制約のある中で患者への対応や言動がテンプレ化しているのではないか?と。

これは全てのカウンセラーの方に共通しているわけではないので、あくまで自分の勝手な想像として。


本当は、文章では足りないんだ。
ここでグダグダ書いている自分の文章より、声に出して不安や不満を聞いてもらうだけで、100倍くらいの違いがある。
これは大袈裟じゃないよ。本当に。

音、声が大切。
なぜなら、そこに生身を感じられるから。
当たり前のようだけれど、生きている同士だな!って感じられる。
今は、自分はそう感じられるようになった。


以前、自分は音声が怖かった。
人と話すことが怖くて仕方が無かった。
電話のトラウマがあって、それに附随するように喋ることに不安があって。

けれど、そういった「自分の状態を受け入れてくれて、話し相手となってくれる存在」と会話をしていくことで、自分は怖さ、トラウマが軽減していっているのだと思う。


そういった相手と会話をしていると、自分が満たされた気持ちになっていく。
そして、相手は自分の存在を認めてくれる。

例えば、本当に些細な、普通なら見落としそうなことですら拾ってくれて「肯定」という形を声で返してくれる。
そうすると、自分は驚くと共に、嬉しくてたまらなくなる。
「声にならない」っていうのはああいう感じなのかってくらいに。

自分は、嬉しさを表現するのが下手で語彙も単調だから、相手に嬉しいと思っているということが伝わっているのかはわからないけど(;´∀`)


ここからまた、少しカウンセリングの弊害というかそういう感じのことを書く。

自分が感じる弊害は、日程の制限だ。
カウンセラーの方とは、どうしても時間や日程が決まっているため、自分の精神状態の「波」と合わないときがある。

例えば、落ち込んでいるとき、カウンセラーの方と会話をすることで、カウンセリングの効果が得られる。
けれど、自分は毎回のカウンセリングで落ち込んでいるとは限らない。
そのため、「カウンセリングの最中は何とも無い」場合がある。

しかし、その後に落ち込んだり不安になったとき、すぐにカウンセリングを受けることはできない。
なぜなら、予約をしてからカウンセリングをするというのが、自分の病院のシステムだから。
それに、相手も仕事であり、自分ばかりにかまってもいられないだろう、なんていう考えも過ぎる。


このようなとき、自分が求めてしまうのが、前述の通りの「話し相手」だ。
自分にとっては都合がいいのかもしれない。
また、相手にとっては迷惑かもしれない。
それでも、そういった存在に頼ることで、自分は満たされる。
それを最近、実感した。

それで、そんな都合のいい自分の行為でも、相手が何かしら満たされるというか、嬉しく思ってくれたらいいなって。



長くなったけれど、話し相手を求めることは重要。
また、自分の存在を認めてくれる人がいることも重要。
それは、ただの文章などではなくて、しっかり声で伝えてもらえたなら凄く凄く嬉しい。
それに実感もわく。

文章はこのように形として残るけれども、心に残るのかと言われたら少し軽いように思う。
一方で、もし存在を認めるということを声にして伝えてもらえたなら、人間不信の自分ですら心の中にずっしり重く残るというか。
そのずっしり重く残っている時点で、人間不信もそれで潰れているのかもしれない。

だから、しつこいようだけど「話し相手」が大事なんだと思う。
それは、自分が苦しいと感じるとき、「声」を求めたくなるような人。
多分、カウンセラーの人には無理だと思う。
それは、カウンセラーというのはあくまで仕事だから。


何かカウンセラーの悪口のようなものが多くて申し訳ないです。
けれど、カウンセリングの重要性や必要性は実感しているので、そこは誤解しないでもらえたら(;´∀`)