くろにわの雑記

精神障害者の日常、ゲーム、その他雑記です。

明日はツインビー

です。
が、内容は全く別物。
やっぱり追記に書かないと、文章長くてしかたねーよ。
てなもんで、テンプレートを戻した。


今日、父が帰ってきた。
「父が帰ってくる日=過去の話をする日」のようになっていたけど、今日は特にそういったことはなかった。
理由は、もう何を言っても忘れた、知らなかったと言われたら、もうどうしようもないから。

いきなりですが、法学上で「知らなかった」ことを「善意」と言います。
逆に、「知っていた」ことを「悪意」と言います。

よく、「善意の第三者は~」「悪意の第三者は~」なんてテキストに書いてあったりしますが、簡単に言えば「ある事象を知っているか、知らなかったか、ってことなんですよね。

この善意・悪意というのはよく民法で出てきます。

一方、刑法では、故意・過失という言葉がよく出てきます。

故意というのは、「わざと」ということですね。
わざと壁を壊したとか、わざとガラスを割ったとか。

過失というのは、「わざとじゃないく、誤って」ということですね。
壁に傷をつけてしまったけれど、それはわざとじゃなく誤って傷をつけてしまった。
ガラスを割ってしまったけれど、それはわざとじゃなく誤って割ってしまった。


両親の記憶の忘失は、故意でしょうか。それとも違うのでしょうか。
兄の自分に対する暴力の認識について、本当に善意だったのでしょうか。
証明すべき方法も、何もありません。

そんな過去に、自分はいつまでこだわっているんでしょうね。

「僕」は、記憶の忘失なんて許さない。絶対に嘘だって言っている。
「俺」は、そんなことを言う勇気がなくて、ただ立ち尽くしていただけ。
「僕」は、兄からの暴力を受けていたことを、どうやって両親に伝えることができたんだ!って怒っているし泣き喚いている。
「俺」は、両親に伝えられるわけがなかったということを、どうして理解してくれないのだろうって、思って、やっぱり思うだけ。

自分は、それを今、まとめて書き出している。
「僕」と「俺」を練り混ぜたら、悲しくて、空しい。
涙と怒りは「俺」が押さえて、「僕」に残っている感情はこれか。

明日、どう伝えればいいんだ?
全て嘘かもしれない自分の記憶。
嘘じゃない。
でも、証明できない。
何者?
そういえば、写真もない。
過去の写真がない。

父が、過去は嫌だって、兄や姉が写っていた写真のアルバムを全て捨てたんだ。
その中には自分もいたはずなのに、自分の写真がない。
自分はどんな子供だった?
自分はどんなことを両親に言っていたんだ?

保育園の運動会で、かけっこで、一等賞になったことがある。
そのとき、メダルをもらったんだ。
保育園の敷地は赤土で、ジャングルジムの下を掘るとめちゃくちゃでかいミミズが出てくる。
それを皆ですげぇって言いながら、プラスチックのコップに集めてた。

水曜日は手作りおやつの日。
スイートポテトだっけ、初めて食べて美味かった。
同時に、スイミングスクールの日でもあった。
父がいつも会社を抜けて迎えにきてくれて、スイミングスクールに行っていた。
始めは水面に顔をつけるところからはじめて、次は潜る練習。
自分はスイミングスクールに通うのが嫌で、いつも泣いてたな。
でも、いざ教室が始まったら楽しくて、このギャップは何だったんだろう。
泣いている自分を恥ずかしいなんて思わなくて、周りの父母さん方に笑われても全く気にしていなかった。

お遊戯会。
自分は2回、主役に選ばれて、どちらも王子様役だった。
始めの相手のお姫様は、自分がオムツをつけていた頃からずっと一緒だった女の子。
その女の子とはいつも一緒だった。
確か、トイレでオマルを使っていたときも一緒だったような。
毎日、朝会ったらちゅーをして、何かあってもなくてもちゅーをしていた。
いつも手を繋いでいて、いつも一緒だった。
なんともアメリカンな保育園児同士だったな。

自分はその子が好きだったのかもしれない。
年少組みのとき、確かひよこ組みって名前だったと思う。赤ちゃんから3歳くらいまでそこにいる。

その次がうさぎ組み。
思い出した。そのうさぎ組みになったとき、入園してきた子に、自分は初めて好きだという感情を持った。
初恋と言っていい程、自分は恋焦がれていたような。恥ずかしながら。
その子は黒い長い髪、顔はうさぎのような顔、うさぎのような顔って言われてもわからないと思うけど、自分なりに基準があって、加藤ローサさんっていますよね。あの人はうさぎ顔なんですよ。個人的には。

とにかく、可愛かった。よく言う人形のような可愛さだった。
訂正その子が、確か次のお遊戯会のお姫様役で、凄く嬉しかったのを覚えている。
違っているかもしれない。多分違う。だって違う子がお姫様だったんだから。
でも、好きだってことは言えなかった。
アメリカンな園児はもういなかったw

何か女の子の話ばかりしているけど、うさぎ組みになって、新しい男の子の友達がいっぱい増えた。
いつもチャンバラごっこやったり、さっきのミミズ堀りをやったり、砂場で山作ってトンネル開通させたり。
追いかけっこ、うんてい、とにかく走り回っていた記憶がある。
自分は剣道の有段者だ!みたいな感じで格好つけたりもした。

ただ、うさぎ組みまでは、お昼寝しなければならなくて、それが嫌だった。
お昼寝タイムは、自分専用の布団で寝る。
自分で布団を運んで、自分で敷いて寝る。
でも、眠れない。眠れないから、隣りの子とひそひそ話をする。

そうすると、先生に見つかって怒られる。
で、お昼寝タイム終了後、反省会みたいな感じで先生の前に立たされて、言い分を聞いてくる。
ちゃんと謝ることができれば褒めてくれるけど、なんかぐだぐだ言うと許しません!みたいな感じになる。
で、送迎バスの時間までには、ごめんなさいって。

で、お遊戯会。
自分は主役で王子様、相手は好きだった子でお姫様。
可愛かった。
お姫様の衣装が似合っていて、ドキドキした。
恥ずかしいって感情は全くなくて、とにかく嬉しさでいっぱいだった。


その次がゾウ組み。
ゾウ組みは、保育園で言えば、あと2年で小学生になる組。
ゾウ組みの特権は凄い。
お昼寝がない!
お昼寝の代わりに、ドッチボールがある!!!
どれだけゾウ組みになることを待ち望んでいたことかw

また、ゾウ組みになると、木曜日には自由時間というのが設けられた。
自由時間っていうのは、何をしてもいい時間。
折り紙を折ってもいいし、絵を書いてもいい。
チャンバラごっこをしてもいいし、とにかく遊ぶことをなんでもしてもいい時間。
これくらいからだったかな、ひらがなの練習をし出すのは?
ちなみにこのゾウ組みで、お遊戯会では自分が王子様役をやった。
相手は別の女の子。
自分の母と何故か交流があって、仲良くしていた。
内容は忘れてしまったけど、ビデオがあるから見ようと思えば見ることができる。
絶対にみないけどw

そして最後、トラ組み(多分、トラだったと思う)。
基本的にはゾウ組みのときと変わらない。
自由時間があって、ドッチボールがあって、ひらがなとかさんすうの練習があって。
このときのお遊戯会では主役はあの好きだった子がなった。
内容は、干支に猫がなれなかったという話。
自分は辰役をやった。
ちなみにここで、ね うし とら う たつ み うま ひつじ さる とり いぬ い って覚えた。
お遊戯会ではずっと猫の女の子を見ていた。
ネコミミをつけて、真っ黒な服とタイツ。
可愛かった。見とれてた。


卒園間近、同級生の皆で記念写真を撮った。
綺麗な担任の先生達、ゴリラみたいだけど優しい延長先生、見た目は意地悪魔女みたいなのに優しかった副園長先生も。
その写真は今でもどこかにあったはず。
今でも撮ったときのことを覚えている。
背が低い子はイスに立って、ステージも使って。


長くなった。

自分は、保育園のときの記憶はいっぱいある。
もっと書けと言われたら書くことができるものがいっぱい。
楽しくて、辛いことなんて何もなかった。

一方で、小学校時代の記憶が断片的でしかない。
よく、嫌な記憶は忘れてしまうというそれなのか、なんて思ってもいるけど、どうなんだろうな。
小学校時代、自分は何をしてたんだっけ?

また、証明できない。
だって、もう友達はいないから。

ちゃんちゃん。