えすおーえすがぞう

僕は以前、一年くらい前だけど自分がネット上に公開している日記に自傷画像をのせていた。
と、いきなりなんの話だ？っていう。

陰口になってしまうのだけど、自傷行為の画像をネット上にのせることについて、あるブログのコメントが気になったからそれについて書いてみる。


先に結論を書いて置くと、僕は自傷行為の画像をのせることには反対じゃない。
言い方が面倒だけど、強く賛成するわけじゃないけど否定もしないっていう感じで。


僕としては、オーバードーズをしてしまったとか、首を吊ろうと思ったけどできなかったとか、手首を切ったとか、腕を切ったとかいうのは、全部同じに思えるんです。

どれも今自分は苦しいんだってことを知って欲しい、わかって欲しいっていう気持ちがあるんじゃないかぁと。
画像ってその想いの表明に、もっと説得力を持たせるんじゃないのかなって思います。

何も注意書きが無くて見せるのは配慮がないと非難されるだろうけど、注意書きとして明記しているのであれば問題ないよなぁって考えます。


そういうのを表明するのってただのかまってちゃんだろ、とかいうのは多分その通りだと思う。
けど、ネット上に自分の日常生活や日々の想いを書き出している時点で、みんなそうなんじゃない？と。


誰だってかまってほしいから、ネット上に自分の居場所を借りて、ハンドルネームを付けて打ち込んでいると思う。
誰かに見られるっていう意識は少なからずあるんじゃないかなって。

そもそも現実世界で苦しい、つらい、助けてとか言っても、人は中々聞いてくれないだろうし、何より言葉にするのが難しい場合だってある。

自分のつらさとか弱音、ネガティヴな感情を出したら「あまえ」って、ネット上でもあまえられないなんて、どうなってんだ？
別にいいんじゃないかな、不特定多数の人にあまえるくらい。
って僕は思うけどな。


住み分けは大事だろう。
似た病気を抱えているとはいえ、考え方まで似ているとは限らない。
精神病っていうくくりであっても、躁うつ病と統合失調症は違う。

自分と相容れない価値観を持っている人と一緒にいるのは苦しい。
余計な対立で、お互い疲れてしまうだろうから、別々の場所にいたほうがいいと思う。


あと、「つらいのはみんないっしょ」っていうのも違うなって。
感じ方は人それぞれだから。
たとえば「僕はこれだけつらい思いをしてきました。だからあなたにはこうなってほしくない」と言われたって、自分じゃないから、そのつらさの度合いはわからない。
どれだけ想像力があったって、実際にはわかんない。

それぞれのつらさがあるし、それぞれに抱えている悩みだって違う。
なににも比べられないと思うんだけどな。
職場の人間関係に悩んでいることと、親子関係で悩んでいることの、どちらが上とか下とか優先されるべきとかないと思う。


僕は自傷行為をして、腕の傷跡は酷い。
本当に酷くてみみずばれみたいな感じのものが縞になって残ってる。

後悔してる。
だけど、自分には必要な行為だった。
前も書いたかもしれないけど、人って自分に必要のない行為はあんまりしないと思う。
その時に、自分にとって必要だったからした。


だから、僕は自傷行為をする人を止めろってことは言わない。
僕と同じように、その人が将来、傷跡について後悔するかもしれないと思っても、それを理由に自傷を止めろとは言えない。
多分、その人の今にとって、自傷は必要なことだと思うから。

本当は、自傷行為以外で表せたらいいんだろうけど、それが見つかんないから自傷になってしまうのでは？と。


僕はこういう考え方しかできないからなぁ。
偏っていたり、歪んでたりしてる。
自傷行為を肯定する人間。
オーバードーズも肯定しちゃう人間。
自殺予告とかも肯定しちゃう人間。
総じてネガティブなことを肯定しちゃう人間。
気分を悪くされたなら、すみません。


って感じですた。ではでは。