くろにわの雑記

精神障害者の日常、ゲーム、その他雑記です。

パズルの話

凄く共感したというか。
自分が通院を始めた頃、抗うつ剤の点滴と、デイケアっていうのを利用していた。
デイケアっていうのは、作業療法ってことであってんのかな?
よくわからないけど。

デイケアを利用した理由は、外に出るきっかけというか目的を作るため。
自分は何かの目的がなければ、絶対に外に出なかったから(今でもだけど)。

そこでやっていたのが、パズル作成。
周りには同年代の人達はなく、皆、おじいちゃんやおばあちゃんばかりだったから、逆に楽ではあった。
1人で黙々とパズル作成。
確か1000ピースだったような。

言葉を発することがなかった。
笑顔を作ることもなかった。
ただ包帯で巻かれた腕と目を凝らして、パズルを作っていた。

始めは角から外枠を作っていき、中身をはめていく。

パズルの完成途上を見ていた職員の人の「凄いね」って言葉にも、何も返すことができなかった。
ただ目をそらして「はい」って感じでうなずくだけ。

そして完成した。
周りの職員の人達は凄く褒めてくれた。

そのとき、自分は何を思っていただろう?
よく思い出せない。
本当に思い出せない。
嬉しかったのか、達成感があったのか、何だったっけ?

点滴中、おばさんに「若いのに大変だね」って言われたのは覚えてる。
診察を待っている間、おばあちゃんに「その腕大丈夫?」って言われたのも覚えてる。

本当に気が狂ってしまった人が暴れて、それを大きな身体の複数の職員が止めにかかり、鎮静剤?を注射して、その人がふぬけたようになった。
その人は車椅子に乗せられ、病棟の方へ運ばれていったのも覚えている。

この出来事はショックだった。
驚いて、怖くて、震えた。
あんなに怒声を発して、人を殺さんばかりの形相をしていた人。
そして、そのような人が1つの注射器で抜け殻のようになってしまったこと。
今でも、自分の中で気が狂った人といえば、この人のことを連想する。

自分もこんな風になりたいと、何度も想った。憧れた。
それが、救いだと考えたから。
思うがままに暴れて、最後は抜け殻。
自分にとっては凄く奇麗な流れというか、自分の理想とする終わり方だなって。

今も、憧れることがある。
それは決まって苦しいときで、だからきっと理想とする終わり方と想っていたそれは、ただ逃げるための方法を見つけたことの喜びだったのかもしれない。

今日、指導教員から電話があった。
「就職活動はどんな感じ?」って。
それでまた「くろ庭君は心配してないけどねw」って。

この言葉にまた自分はプレッシャーを感じ、深読みまでしてしまう。
人に心配されるのが怖い。相手のお荷物にはなりたくないから。
けど、心配されないというのも怖い。見放されているようで。

自分は人に何を望んでいるんだろうか?
自分の都合のよいことばかりを望んで、相手にはなにもしてあげられない。
だから、独りなのだという帰結。
自分以外のことは何も考えなくていいという思考。
それでも独りは嫌だという矛盾。

なんじゃこりゃ?って感じ。

今日、ESを2つ提出した。1つは郵送。もう1つはWEB上から。

明日、合同説明会に行ってきます。
注射打たれて隔離病棟行きには、まだ早いだろw

パズルの話だったのに、なんでこんな流れになったのかさっぱりだ。
まぁいっか。

また作り笑顔、話を聞いているフリ、理解していますよアピール、頑張ってきます。
既に見透かされているかもな。
それもまたどうでもいい。
明日も3倍海王拳。

手足の震えが止まるんだ。
薬の乱用と言われようが、自分にはこれしか現状を受け流す術がないんです。
それでは。